アジア辺境論 これが日本の生きる道/集英社新書
姜尚中さんとの対談本です。世界の帝国化・中世化という文明史的転換点にあたって、東アジア世界はどう再編されるのか...というスケールの大きな(大風呂敷な)話を姜さんと二人でしました。厳密さはさておき、「話がでかい」という点では保証いたします。
]]>聖地巡礼 コンティニュード/東京書籍
釈徹宗先生との連続企画「聖地巡礼」も回を重ねて四冊目。
「聖地巡礼ビギニング」「ライジング」「リターンズ」とタイトルにいろいろ工夫してます。
大阪上町台地縦走から始まった聖地巡礼、京都異界巡り、三輪山、熊野詣で、長崎に隠れキリシタンの遺跡をたどる...と来て、今回は対馬に日本の宗教性の原型を探る、です。
このあとも「聖地巡礼」は羽黒三山、恐山と続いて国内篇はおしまいの予定です。
転換期を生きるきみたちへ(編著)/晶文社
中高生向けのアンソロジー。寄稿者は鷲田清一、高橋源一郎、加藤典洋、平川克美、小田嶋隆、白井聡、想田和弘、仲野徹、岡田憲治、山崎雅弘のみなさん。いま中高生に一番言いたいことを書いてもらいました。僕を入れて11人が「中高生の知的レベル」の設定が全員微妙に違うのが面白いです。
]]>困難な結婚/アルテスパブリッシング
今年の出版物のうちの唯一の「書き下ろし単著」。筐底に眠っていた旧稿の埃をはらって全面的に書き換えました。結婚したい人はしたくなり、結婚している人は日々が楽しくなるという画期的な結婚論です。こんな本空前絶後です。
]]>属国民主主義論/東洋経済新報社
政治学者の白井聡さんと属国政治について語り合いました。二人とも「歯に衣着せぬ」点では人後に落ちないので、もうすごいことに。
]]>内田樹の生存戦略/自由国民社
『GQ』に連載されていた人生相談コラムを単行本化しました。
相談者がほぼ全員男性なので、相談者が女性であった『困難な結婚』と比較すると回答が「わりと冷ややか」です。だって「そんなこと訊いてどうすんのよ」というような質問が多いんですもの。
街場の五輪論/朝日文庫
平川克美・小田嶋隆との暴走鼎談の文庫化。ボーナストラックとして五輪醜聞がぞろぞろ出て来たあとに鼎談をもう一回やってそれをおまけに付けました。帯に「やっても地獄 やらなくても地獄」とありますが、これは編集者がつけた名コピーです。ほんとにそうだよな。
]]>世界「最終」戦争論/集英社新書
姜尚中さんとの現代国際政治をめぐる対談。姜さんとお会いして話すのはこれがはじめてでしたけれど、話が合うんですよ。二人で「そうそう」と言い合っているうちにだんだん話頭は転々として奇を究め。
]]>嘘みたいな本当の話 みどり/文春文庫
僕と高橋源一郎さんと二人でネットに投稿された「嘘みたいな本当の話」を何千篇か読んで選び出した珠玉の変な話集。ポール・オースターの『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』の日本版をねらったのですが、ロッド・サーリングの『トワイライト・ゾーン』の日本版みたいになってしまいました。
]]>僕たちの居場所論/角川新書
平川克美・名越康文ご両人と「これほど無駄な話ってあるかしら」というくらい無駄な話を延々とした鼎談本。僕と平川君は「こんな無内容な話、本にならないよ」と太鼓判を捺したのですが、本になったのを読んでみたらこれがめっぽう面白く・・・
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